ミドルクラスの一般向け「D700」の後継機

「Nicon D750」が発売されたのは2014年9月25日で、2008年に発売された一般向けの初のフルサイズ一眼レフデジタルである「D700」の直系後継機です。

「D700」が発売された2008年当時はNikonのカメラ全体の主流はプロ向けのフラッグシップモデルもしくは廉価版が中心となっており、ミドルクラスというのは今ひとつ品薄という状態になっていました。

そこで初の一般向けフルサイズ(FXフォーマット)一眼レフとして登場することになったのですが、それでも当時は家電量販店やカメラ店では33万円前後で販売されているのが普通でした。

フラッグシップモデルの平均価格が60万円からだったことから、半額程度で購入でるミドルクラスの一眼レフは大きな注目を受けたものですが、それでも30万円のカメラというのはよほどカメラが好きな人でもないとなかなか手が出ません。

そこでデジタル一眼レフカメラ全体が値下がり傾向に転じたこともあって、「D700」の後継機として2014年に登場したのが「Nicon D750」です。

「D700」は発売後ミドルクラスとして傍系の新モデルとして「D800/800E」や「D600」といったものの元にもなりましたが、「Nicon D750」はそれらとは異なる直系後継機となっています。

とはいえ「D750」は平均取引価格帯が15万円程度と、発売当時の「D700」のさらに半額程度です。
かつて「D700」を待ち望んで購入した人にとっては、「D750」はハイエンドモデルよりは機能が劣り、エントリーモデルよりは価格が高いという中途半端な製品というイメージを持たれてしまいました。

そのため興味はあるけど購入には踏み切れないという意見も発売時には多く聞かれており、それがニコンのカメラ全体の中での影の薄さにつながってしまっています。

使ってみて良さがわかるカメラ

しかしその一方で実際に「Nicon D750」を購入してみた人の意見を見ると「買ってよかった」「何やかやで使い続けている」といったものがよく見られます。

搭載機能は有効画素数2432万画素にISO感度は100-12800、高速連続撮影約6.5コマ/秒と確かに中途半端な印象はあるでしょう。

ところが実際に使用をしてみると「軽くて使いやすい」「高感度でノイズレスな画質で撮影できる」「ライブビューが強化されている」などの使用感の良さが出てきます。

比較的安い価格でフルサイズのデジタル一眼レフカメラを手に入れられるというのはやはり大きいですので、休日カメラマンや素人向けのカメラではちょっと物足りないという人にはピッタリです