一般向けのフルサイズ一眼カメラの最新機

「Nicon D610」は一般向けに発売された初のフルサイズカメラである「D700」の最新後継機です。
「D700」が発売をされたのは2008年からのことですが、その後「D800」や「D600」といったモデルを経て2013年10月に「Nicon D610」が登場しました。

一つ前のモデルである「D600」は、ミドルクラスで購入できるフルサイズ(FXフォーマット)として注目をされてきた「D700」をさらに一般向けに手頃な価格で購入できるようにした廉価版です。

「D600」が発売をされたのは2012年のことで、画素数を2426万画素とやや抑えめにしつつ、最小・最軽量のフルサイズカメラとして大きな注目を受けました。

しかしながら「D600」は発売をして間もなくより「ダスト問題」と言われる大きな欠陥があることが判明し、メーカー側が無償点検・清掃や関連部品の交換をすることとなっています。

D600におけるダスト問題とは、ローパスフィルターの上にゴミが付着をしてしまうことにより、撮影画像に黒い粒状の映り込みができてしまうということでした。

こうしたローパスフィルターへの汚れはデジタル一眼レフカメラでは当然に起こってしまう問題であるとは言われているのですが、注目度が高かった分ユーザーに与えるインパクトは大きかったようです。

「Nicon D610」が発売されたのは2013年10月と「D600」が発売されてから1年弱という短いスパンとなったのもこのダスト問題に対応するためです。

ですので実質的には基本性能は「D600」と「D610」には大きな違いはなく、このダスト問題への対応があるなしというところで差があると思った方がよいでしょう。

もし中古で購入を考えている場合には、このあたりの事情はしっかり理解しておいた方がよいと言えます。

低価格帯で購入できる手頃なカメラ

「Nicon D610」は性能的にはエントリーモデルに近く、有効画素数は2426万画素、ISO感度は100-6400、高速連続撮影約6コマ/秒となっています。

そのためプロ向けのハイエンド機と比べると本格的な撮影にはちょっと物足りなく感じてしまうかもしれませんが、それでも最軽量・最小サイズのフルサイズカメラという魅力は十分でしょう。

画像処理エンジンはEXSPEED3ですが、カメラ全体の解像度からすれば十分な機能です。

カメラ側面に2枚のSDカードの挿入口があり、撮影をした動画や静止画を簡単にパソコンなどの編集用機器に移動させることができます。

発売時期がやや古いということから最新機種と比較すると不便な点もありますので、サブ用として使用するのがよいと言えます。