余計な背景が写り込んでしまわないように

動物園では檻ではなくガラスで閲覧場所を仕切っていることがよくあります。
水族館などに行くとさらにガラス展示が多くなるので、キレイに中の動物たちを撮影したいと思うアマチュアカメラマンにとっては難易度が高くなります。

ガラス越しの撮影で一番困るのがガラスに反射をしてしまうことで余計な景色が写真の中に写り込んでしまうということです。
個人的に保存している写真なら特に問題はなくても、その写真をSNSなどネットにアップしようとしている人にとっては自分や家族、周囲の人の顔が写り込んでしまうというのは大変です。

あとからPhotoshopなどで修正をかけるという方法もありますが、ガラスに写り込んだ景色や人の顔だけを消すというのはどうしても不自然になってしまうことも多く、せっかく動物のよい表情を撮影することができたのに写り込みのせいで表に出せない写真になってしまうなんていうこともあります。

屋外における背景処理の基本は「余計な部分をなくして最初から被写体をズームにする」ことと「ガラスや鏡の反射をおさえて撮影する」という二点です。
慣れるまではちょっと苦労しますがコツがつかめてくると案外簡単に防ぐことができるので試し撮りをしながら練習していってください。

PLフィルターを使えば手軽に反射防止

一眼レフなどレンズが独立したカメラを使用している人なら、絶対に購入しておいた方がよいのが「PLフィルター」です。
「PLフィルター」とは別名「偏光フィルター」と呼ばれているもので、プロのカメラマンさんたちもかなり頻繁に使用をしている重要アイテムです。

PLフィルターの機能は装着することでレンズに入り込む光の量を調節することができるということで、特定の光の波長がカットされることで余計な映り込みをシャットダウンすることができます。
一眼レフの場合レンズの部分に装着をしてから少しずつ回転をさせてどの波長をカットするかということを調節しながら使っていくことになります。

慣れてくると自分が写したい色を強調したり、入れたくない色をカットしたりといった色調の調整までレンズでできてしまうようになるのであとから加工の余計な手間をかけずによい写真を撮ることができるようになります。

上級者的な使いかたはおいおい覚えていくにしても、ガラス越しの撮影をよくするという人にとってはこれがあるかどうかだけでかなり写真の質が変わってくるのでまずはお試しとしても購入して使用してみるというのがよいでしょう。

できるだけアップにするだけでも効果的

PLフィルターが取り付けられないような携帯やスマホのカメラでどうしてもガラス越しの撮影をしなければいけないという時には、あまり遠景からではなくアップで撮影をするようにするのが便利な方法です。

今時はあとから加工ができるのでまずは広く撮影をしてからアップにして切り取るという方法が使われますが、ガラス越しの場合にはそうした遠景撮影は映り込みが大きくなるので処理が大変です。
思い切ってアップにして撮影をした方が反射が入りにくく、よいアングルで撮影をすることができます。

もしくは準備が可能ならば黒~グレーのシートを持って行き、それをガラスの前に置いておくというだけでも反射を防ぎ自然な撮影をすることができるので複数の人数が確保できるならそうした方法もよいでしょう。