露出補正をマスターすると写真の腕が上がる

プロのカメラマンとアマチュアのカメラマンのスキルの違いが最も大きいのが「露出補正」です。
カメラ用語として「露出補正」ということはかなり多くの場所で聞きますが、これをうまく使いこなすことができる人というのはそれほど多くありません。

露出補正とは簡単にいえば明るさの調整を撮影時に行うということで、Photoshopなどの画像ソフトでお馴染みの「明度調整」にあたるものとなります。
最近のデジタルカメラはかなり優秀な性能を持っているので撮影者が細かく露出の調整をしなくてもキレイに撮すことができるのですが、例えば逆光の時であったり十分に光源が確保することができないという場所ではそのままでキレイに被写体を目立たせることができません。

屋外での露出補正が必要な場面としては、明るすぎる場合もしくは暗すぎるという場合です。
昼間の日光が強く照りつける場所ではそのまま撮影をしてしまうと画面の大部分が白飛びしてしまいそこに写っているものそれぞれの輪郭がはっきりせずに真っ白に近い状態になってしまいます。

夕暮れ時の暗い時間帯も同様で、そのまま撮影をするとただ黒いだけの一枚になってしまうこともあるので周囲の明るさの様子を見ながら露出補正をしていくようにしましょう。

太陽が構図に入るときにはホワイトバランス設定を

動物園での撮影が難しいのは、撮影者が思ったようなところに動物が移動してくれるとは限らないという点です。
その動物園の場所や置かれている檻の位置により光の加減は常に変化していきますので、絶好の表情をしている時でも周囲の明るさによりうまく撮影ができないことがあります。

そうした逆光や暗がりの中でうまく撮影をしていくためには、カメラに備わっている「ホワイトバランス設定」というものを積極的に使用していく必要があります。
中でも難易度が高いのが直接太陽がフレームの中に入ってくる場合で、きちんと露出の調整をしていかないと太陽の場所ばかりが目立って他の背景や動物が全く見えないような絵になってしまいます。

逆にいうとうまく露出補正をすることができるようになると、撮りたい動物の位置に太陽が写り込んできてもうまく被写体に注目を集めることができるキレイな写真を撮っていくことができます。

プロのカメラマンに聞いても「カメラでもっとも多くいじるのは露出補正」という人がほとんどなので、どのように使いこなしていくかということが撮影の上達への大きなポイントになります。

強い日光の光をあらかじめ手軽に防ぐための道具として「NDフィルター」という製品も販売されているのでそうしたものを持って行くといちいち設定を変更しなくてもすぐに光源をおさえた撮影をすることができます。

カメラの内部でも行うことができます

専用のデジカメでは撮影をするその瞬間だけでなく、一旦記録した画像で露出補正をしていくこともできます。
撮影にあまり慣れていない人の場合シャッターを押す瞬間にどこまでの露出補正をすればいいかがわかりづらいところですが、あとから記録をした画像を見ながらその場で露出補正ができるようにもなっています。

ですので撮影をしてからすぐに露出を確認することができるカメラを使っていれば、その場で補正をしてどこまで調節ができるかを確認することができます。
あとから補正できる範囲というのは限界がありますので、そうした補正と確認作業をその場でできるようにしていけば撮り直しや次回以降の撮影に便利に活かせます。