ズームと絞りに慣れてきたら動物の個性に注目

カメラの扱いに慣れていくつかのテクニックがある程度自在に使えるようになってきたら、今度は自分なりの視点を撮影に生かしていくようにしましょう。
動物を撮影するときに必要になる基本テクニックとしては「絞り(焦点合わせ)」「ズームアップ」「シャッタースピード」の3つです。
この3つがだいたいすぐに使えるようになればかなりの動物をうまくフレームに収めることができるようになります。

しかしテクニックばかりが向上しても、実際の撮影でよい被写体をとらえることができなければ意味がありません。
絵画と違って一瞬をとらえて残す写真は偶然が作品としての良し悪しを決めるという印象がありますが、実際にはプロのカメラマンほど撮影をする前にある程度の構図やシーンを想定していたりするものです。

あらかじめ撮影する内容を想定しておくことは決して「やらせ」ではなく、普段から自分が観察している中で発見をした面白い風景や残しておきたい瞬間を写真として残すという作業になります。

ですのでカメラが趣味という人は普段カメラを持ち歩かないで行動をしているときも、目にする風景や人・動物の表情などを観察していつか写真にしてみたい瞬間を発見する感性を磨いておくということが重要です。

もちろん実際にカメラを持って構えているときに偶然に発見する素晴らしい景色や表情もあるので、その場合にも一瞬を逃さずに撮影するという勘が必要です。

動物をよく観察していて発見したことを残す

動物園を歩いていると普段の日常生活では絶対に見ることのできない珍しい動物たちを目にすることができます。
そうした動物を撮影するときには、ただ漫然と全身を撮影するのではなくそれぞれの動物の特徴や面白い部分にフォーカスをしていくことでより個性的な写真が撮れます。

鳥であればそれぞれの羽の色や翼や尾の形、獣であれば口を開けた瞬間の姿勢などそれぞれの動物ならではの特徴が必ずどこかにあるはずです。

その動物のどこにフォーカスを当てるかということはそれぞれのカメラマンさんの個性ということになりますが、ただかっこよかったり勇ましかったりする姿だけでなくちょっと気の抜けたような一瞬をうまくとらえることができれば、動物図鑑のような見本写真とは違った自分だけの写真コレクションを作っていくことができるはずです。